スクーターとこんにちは

出社途中でスクーターと「こんにちは」*1しました。取りあえず体は問題なし。
仕事が大好きなので1秒でも早く会社に行きたかったのに遅刻してしまったことが残念でならない。
あとから考えると、おねだりすれば新しい通勤自転車を買ってもらえたかもしれない。冷静な判断ができずに衝突相手をリリースしてしまったことをまずは反省したい。

状況は以下の通り。
片側1車線のバス通りで歩道はあるものの自分の通行していた区間には自転車通行可の標識はない。信号のない交差点で右折をしようとして、後方を見ながら道路の左端から中央に寄ったところ後ろにスクーターがいたので再び左に寄った。そうしたらスクーターもつられるように左に寄って吸い寄せられるように真後ろから衝突された。自分がふらついていたのは事実なので現場では五分五分かと思っていたが、いま考えれば「お釜を掘られた」訳で相手の過失のほうがかなり高い気がする。しかも自転車vsスクーターなので周辺に4メートルくらいは避ける余地があったはずだ。相手のスクーターはフロントのカウルが割れて、こちらの自転車は後輪の泥除けが割れたのと、リアホイールのスポークが2本折れていた。

とりあえず自分がふらついて走ってしまったのは事実なので第一声では謝罪の弁を述べたのだが、丁寧に対応をしていると次第に「住所を教えろ」などと要求をしてきた。僕も初対面のむっちりとした男性と住所交換をするような趣味はないので「それならば警察を呼んで検証をしよう」と提案したところ急に態度が弱気になり、捨て台詞を吐いて立ち去ってしまった。こちらもしょぼい事故を起こしたことでショックを受けて思わず逃がしてしまったが、ナンバープレートも控えずに逃がしてしまったのは失敗だった。

会話の端々で「保険に入っていないなら修理代はどうするんだ?」などの発言があり「自転車で通勤している=スクーターの修理代が払えない貧乏人」との認識をされているようで遺憾ではあったが、同時に自転車の価格に対する世間の認識を改めて実感できた。僕が自転車通勤しているのはお金がないからじゃなくて美容と健康のためなのにね。
あえて相手を刺激するようなことを言わなかったのけど、ぶつかったスクーターは多分125ccだったので全損でも自転車の値段と大して変わらないんだよな。よく考えたらカウルが割れるくらいのことなら自転車のホイールよりも安いはずだ。もっと強気に出れば良かった。
ロードレーサーとぶつかって軽自動車よりも高い金額を請求されたらそりゃ世間一般の人はびっくりするよな。

レーサー各位から交通事故の際の対応方法はいろいろとレクチャーを受けていたにもかかわらず、いざ自分の番になると100%の力を出し切れなかった。次回からは(ないほうが良いけど)今回の反省を踏まえて最低でも修理代は相手の保険から出してもらえるくらいにはがんばって行きたいと思う。

*1:ぶつかったとも言う