ツールドジャパン第2戦三宅島ステージ兼JCRC第4戦 2日目

阿古地区の2.5km周回コースを回るロードレース。
コースはゴール手前400mくらいからきつい登りが始まり、1km地点までは上り基調。500mほどで一気に下り、あとは300mくらいの平坦。下り、平坦で勝つことはできないのでゴール前〜前半の登りで抜け出し逃げ切るか、ゴール前の登りスプリントで勝負をするしかないだろう。短いとは言え公道を使ったレースで家の前を通行止めにして素人のレースをさせてもらえるのだからありがたい。
前日のタイムトライアルのリザルトを見る限り(手抜きをした人がいなければ)勝負に絡んでくるのは恐らくクラス別1位の若者と2位の人だろう。僕自身は序盤から逃げて勝てるほど強いとは思っていないので危なそうな動きはチェックに行くけど、単独の動きはほぼ容認して(なるべく集団で追って)後半に足を残したい。
スタート直前まで眠い。急遽開催のママチャリレースが大いに盛り上がったのち、予定より約5分遅れでスタート。やはり昨日のタイムトライアルで上位の二人はスタート直後から生きが良い。2週目、前日2位氏(以下、2位氏)が単独で飛び出す。切れのある走りだったので二人で逃げても良いかと思い一人で追う。が、追いついたら「ごめん練習アタックだった」とか言う。腹が立ったが前回の群馬で自分も同じことをしたのでしょうがないから許す。
その後も若者や2位氏がそれぞれ単独で飛び出すがそれほど勢いはない。集団から見える距離しか離れず1周程度で吸収された。ラスト3、4周になると前半で動いた影響か若者と2位氏の動きに余裕がなくなってきた。ゴール前の上りは自分が一番余裕がありそう。
スト2周に入る手前の坂道で2位氏から「自分より上りは強そうだけど何で動かないんだ」とありがたい意見を頂いたので「じゃ、行きますか」と声をかけてから重い腰を上げてダンシング。ゴールを通り過ぎて上り返しで後ろを振り返ると「あれ?」誰もいない。せっかく差が付いたのでそのまま逃げてみる。途中でつかまってもゴール前は自分が一番余裕があったから大丈夫でしょう。それにしてもゴール前は歓声がすごくありがたい。
ラスト1周に入り後ろを振り返るとあれ?一人ついてきてた。ということは律儀に1周ずっと引っ張ってあげてたの?損した気分で登りのゆるくなったところからは先頭交代で進む。ゴール前の平坦が終わったところで後ろを振り返ると誰もいない。どうやら逃げ切れたみたい。最後は二人でスプリント勝負!あまり細かいことは考えずに先行して踏みまくる。振り切ったことを確認してゴール。参加人数は少なかったけどとにかく金メダルだ!今年中に1位をとってみたいと思っていたけど思いのほか早く達成できた。


帰りは甲板でビール練。上級クラスは東京まで休みなしだったようだ。
とにかく三宅島は天気にも恵まれて最高にたのしかった。